オイル仕上げの家具はお手入れが面倒…という方もいらっしゃるかと思います。
確かに定期的なメンテナンスは必要ですが、その分、木本来の良さが生かされ、使い込むことで味わいが生まれる長く愛せる家具となります。
また、キズや汚れが容易になおせるのもオイル仕上げならでは。
SIEVEメンテナンスオイルキットを用いた、ご家庭での補修方法をご紹介します。
もちろん市販のものでも構いません。ご家族と一緒にDIY感覚で家具の「お手入れ」を楽しんでみてはいかがでしょうか?
※家具用のオイルにつきましては、市販のものは様々な種類があり相性もございます。
購入の際は、オイル販売店にお問い合わせいただくことをお勧めします。不安な方はSIEVEメンテナンスオイルキットの使用をお勧めします。

オイル仕上げとは
マージ ダイニングシリーズ(ナチュラルカラー)は表面の仕上げに家具用のオイルを用いています。
天然木の呼吸を妨げず、木本来の手触り、ナチュラルな質感が魅力です。
※ブラウンカラー、その他カラー仕上げの商品につきましては「ウレタン塗装」となり、オイル仕上げのお手入れ方法とは異なります。

キズ、落書き、輪シミの対処方法
ウレタン塗装やラッカー塗装などは表面を塗料の塗膜で固めてしまう為、汚れには強いですが、キズが入った場合は修復は難しいです。
オイル仕上げの場合、木にオイルを染み込ませている為、キズや汚れなどが入っても補修が可能です。
※画像をクリックすると大きくなります。
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1. キズの補修
今回は天板に大きなキズが入ってしまった例をもとにご案内します。
こういったキズは、重いものを引きずるなどすると発生することが多いです。
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2. マージダイニングシリーズ用メンテナンスオイルキットを用意する
今回はSIEVE online shopで販売している、マージダイニングシリーズ用メンテナンスオイルキット(¥3,080税込)を用いて行います。
こちらのキットには、メンテナンスオイル・サンドペーパー(2種類)・研磨用スポンジ・オイル添付用スポンジ・ウエス(2枚)が入っており、様々な補修、メンテナンスに対応できるとても便利なアイテムとなっております。
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3. サンドペーパーでキズの表面を研磨する
まずは150番(粗目)を使ってキズを削り凹凸をなくしていきます。次に240番(細目)を使って表面を仕上げます。
その際はキズのみではなく周囲もまんべんなく研磨するのがコツです。キズのみを削るとその箇所のみがへこんでしまいます。
また、木目にそって研磨をするときれいに仕上げることができます。
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4. 表面の木屑を取り除く
研磨が終わったら、表面の木屑を綺麗にふき取り、キズが消えていることを確認します。
凹凸が気になる場合は、再度サンドペーパーで研磨してください。
その際に研磨用スポンジを使用するとよりきれいに仕上がります。
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5. オイルをスポンジに染み込ませる
オイルを写真の様に付属のスポンジに染み込ませ、研磨した箇所に塗布してください。
オイルのふたを開ける際は、こぼさないように注意してください。
オイルは 少しの量を染み込ませるだけで結構です。
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6. オイルを塗布する
研磨した部分にオイルを塗布します。木目にそってまんべんなく塗りましょう。
塗布には塗布用スポンジかウエスを用いて行ってください。
ひろい面にはスポンジが、狭い面にはウエスが便利です。
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7. 補修完了です!
しっかりと乾燥させれば、補修完了です。
※オイルを塗りすぎてしまった場合は、ウエスでふき取ってください。
オイルは定期的に塗布するのが長持ちのコツです。
補修の際には全体にも塗布することをお勧めします!