KKEITO(ケイト)の家具は主にレッドオークの無垢材を使用し、柿渋オイル塗布して仕上げています。
無垢材は呼吸するとも言われるように、湿度に合わせて水分を出したり吸ったりしています。
柿渋オイルはその呼吸を塞ぐことなく、木の触り心地を生かしたナチュラルな塗装方法です。
無垢材+柿渋オイルは、傷がついてしまってもご自分でメンテナンスをしていただく事ができるのが特徴です。
こちらでは長く愛着を持ってご使用いただけるようにメンテナンス方法を紹介させていただきます。
無垢材+自然塗料 の味が増す経年変化をお楽しみください。
<ご用意いただくもの>
※ パーシモンワークス以外はホームセンターでご購入いただけます。
参考:サンドペーパー/工具売場 スポンジ/カー用品売場 ウエス/塗料売場
柿渋を塗る前には、塗る面の汚れや油などを取り除き乾燥させます。
硬く絞った水拭きをした場合、十分に乾燥をさせます。
十分に乾燥している事を確認し、サンドペーパー(サンディングペーパー)で全体、または部分的に研磨し、柿渋が染み込みやすく整えます。
研磨が終わったら、全体をきれいな乾いた布で拭き掃除を行います。
削る面の汚れや状態によって事なりますが、
初めは #240番 (中~細目)の紙やすりを使い、目立たない場所でお試しいただき、
削る感覚がわかりましたら、#150番(粗目)で汚れや傷、古い塗料を研磨し、その後、 #240番 で表面を整えます。
サンドペーパーは、目の粗さによって、削れ方が異なります。
粗い目(小さい数字)は早く研磨することができますが傷がつきやすく、細かい目(大きい数字)は傷はつきにくいですが削るのに時間を要します。
初めて研磨される場合は、目立たない場所で確認して、目の細かなサンドペーパーを使い、感覚が掴めてきたら、番手を変えて擦り傷などを消しながら整えていきます。仕上げは細かいサンドペーパーをご使用ください。
部分的な傷の場合でも、少し広い範囲で慣らすように研磨し、オイルを塗布する事で傷が目立ちにくくなります。
<!!ご注意ください!!>
円を描いたり、木目とは違う向きで研磨をすると、削り跡が擦りキズのように目立つ場合がございますので、必ず木目に沿って削って下さい。
きれいなウエス(タオル)で、削った木クズや埃などを乾いた布で綺麗に拭き取ります。
油分や、汚れが付いていると、塗りムラ等の原因になります。塗装面の汚れは、あらかじめよく落としておいて下さい。
木クズを拭き取ったウエスではオイルの塗布や拭き取りは行わないでください。
ご使用前に、蓋がしっかりしまっている事を確認し、よく振って攪拌します。
その後、スポンジに柿渋オイル(パーシモンワークス)を少量づつ染み込ませます。
塗布する際は、木目に沿ってムラにならないよう擦り込むように塗布します。
一度に沢山のオイルを染み込ませると塗りにくく、服や床などを汚してしまう原因となりますので、少量づつお使いください。
※ オイルが固いと感じるときは、湯煎をすると塗りやすくなります。
※ 床や壁など、必要によっては養生をし、汚れないようご注意ください。
※ 部分的な傷でも、少し広い範囲、または全体にオイルを塗布する事で馴染みやすくなります。
余分なオイルを拭き取り5分ほど乾燥させます。
浸透しきらない塗料はウエスで完全に拭き取ってください。
しっかりと乾燥している事を確認したのち、ウエスで磨きあげるとより美しい仕上がりになります。
※ここでサンドペーパー(#320番以上)を軽くかけて仕上げる事で、より滑らかな美しい仕上がりになります。
ご使用いただける状態の乾燥時間は、12~24時間ほどです。(温度や湿度によっても異なります)
重ね塗りする時は十分に乾燥した後に行ってください。
汚れや乾燥状態にもよりますが、1ヶ月から6ヶ月、少なくとも1年に1度は全体にメンテナンスをしていただく事で、木材の保護、保湿が保たれ、狂いやヒビ割れを予防するようお願いいたします。
※天然木の性質上、乾燥や狂い(反り)がおこる場合がございます。特に冬場は暖房器具等で乾燥しやすくなります。天然木は呼吸をするように乾燥による割れや反りが起こりやすくなります。湿度が低い場合は必ず加湿器などで湿度の調整を行ってください。
ひどい汚れはサンドペーパー(#240)で研磨するか、水で薄めた中性洗剤を硬く絞った布巾で木部に拭きとります。
中性洗剤でオイルは溶けてしまいますので、きれいに整えたのち十分に乾燥させ塗料を塗ってください。
※ 柿渋オイルは洗剤や油、溶剤には強くありませんので、汚れた際は早めに拭き取りを行ってください。
塗装面木部がへこんだ場合スチームアイロンで蒸気を当てると元に戻る場合があります。
※ へこみが深い場合、えぐれている場合は完全には戻りません。
KKEITOの柿渋オイルには柿渋特有の臭いを抑えていますが、
密室でご使用されると、多少臭いがこもる場合がありますので定期的に換気を行ってください。
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