へこみの補修方法(アイロン編)

へこんだテーブルの補修方法

へこみの補修テーブルの上に固いものを落としてヘコんでしまった場合、すぐには諦めないでください。

無垢材であれば、小さなヘコミくらいなら簡単に補修する事ができます

無垢材とは?

テーブルやフローリングの種類で、無垢材(ムクザイ)という言葉を聞いた事がある方も多いと思いますが、

無垢材とは混じり気のないという意味で、天然木の場合、原木から切り出した木材を言います。


木のテーブルやフローリングには、主に原木から切り出した板を使用した『無垢材』と、

合板や木質のボードに『塩ビシート』『突板(ツキイタ)』を貼った素材が多く流通しています。


▶︎木材に詳しくはコチラをご覧ください。


無垢材だと なぜへこみを直せるのか?

木は土から水分や養分を吸い上げて生きている為、水分を含んでいます。

家具や床材に使われる加工された板は、乾燥させ水分量を調整します。

製材になっても、木は周囲が乾燥していれば水分を吐き出し、湿度が高ければ空気中の水分を吸収します。

この時、木の中に含まれる水分量(含水率)の変化で、板が反ったり割れたりするという特性があり、家具やフローリングなど、特に購入後一年くらいは、環境に合わせて伸縮する事が多いです。

塗装をする事で、木の呼吸を止める事が出来ますが、完全に止める事は困難です

人間の肌も乾燥でひび割れたり、保湿でシワを予防したりしますよね。それとよく似ています。

この水分を吸収する特性を生かす事で、少しくらいならへこみを簡単に補修することができます!



!注意!

オイル仕上げなど、ご自分で仕上げができる仕様のものでお試しください。塗装仕上げのものでも補修はできますが、塗装までご自分で行うのは難しいので、塗装仕上げの物をされるときは、くれぐれも注意して行ってください!


無垢材でも、引出しの内側の板(無塗装 桐材)等では行わないでください。水分で板が反ったり割れたりします。



それでは補修を始めます!

今回は、無垢のオーク材の小さな板を使用します。

固いものを落としてしまったと仮定して、板の中央に金属を当ててヘコませました。

凹んだ無垢材

へこんでから時間が経つと、直しにくくなりますので、気がついたらできるだけ早めに補修した方が良いと思います。


  注意 | 欠けてしまった場合は、この方法では補修ができません。


針でチクチク小さな穴をあけます

ヘコんだ箇所に、マチ針などを使って細かな穴を数カ所 チクチクあけます。

こうする事で、木材に水分が入りやすくなります。

へこみがもう少し大きい場合は、へこみの部分と周辺を軽くサンドペーパー(紙やすり)で削ると、水分が染み込みやすくなります。


濡れたタオルを用意し、へこみの上に乗せて準備します。

必ずしっかりと濡らして、水が垂れない程度に絞ってください。


|桐材やパイン材など柔らかい素材なら、水滴をへこみのうえに数滴たらし、数時間放置しただけでも戻る事があります。|


熱したアイロンを濡れたタオルに当てます。

すると水蒸気が出てきますので、最初は数秒押さえて確認します。

・アイロンの熱でタオルから水蒸気が沢山でますので、火傷や怪我などには十分に注意してください。

木部に異常がないか確認して、ヘコミが戻っていなければ、再度アイロンを当てます。

この時、タオルが乾いていると、木部の変色やタオルが焦げてしまいますのでご注意ください。


塗装仕上げされた物で行う際は、必ず目立たない場所で確認してから行ってください。塗装が変色したりする場合があります。



ヘコミが戻りました!

膨らんだ状態蒸気で木の表面が毛羽立ってくる場合があります。

しっかりと乾燥させてから、サンドペーパー(紙やすり)で軽く研磨し、家具用オイルを塗布してください。湿った状態の木をサンド

ペーパーで削ると、すぐに目が詰まってしまいます。


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少し跡は残りましたが、だいぶ元どおりになりました。

このように、無垢のテーブルは、少しのヘコミであれば、簡単に補修することができます。

オイル仕上げのものであれば、修復後、オイルを塗れば綺麗に仕上がります。


ご参考にしていただければと思います!